こんにちは♪
歯科衛生士の加原です。
まず顎関節症とは、顎の関節から音がしたり、痛みがあったり、
時には口を開けにくくなったり顎を支えている筋肉に痛みが起こったりする病気です。
原因は、歯並びや生活習慣、ストレスや頸椎の異常、
筋肉の緊張など色々な要素が絡み合って起こっていると考えられます。
一番の治療法は生活習慣の改善です。
顎関節症もその悪い生活習慣が長い時間をかかって許容範囲を越えた為、
自覚症状が出たと考えられます。
このような事から、顎関節症生活習慣病とも言えます。
生活習慣を改善する事により、症状を許容範囲の中に戻してあげようという考えです。
では、習慣としてどんなものがあるのでしょうか?
①症状を悪化させない為に、顎で雑音をさせて遊ばない、口を必要以上に大きく開け
ない、硬いものを無理して噛まない、歯ぎしりやかみしめ、顎を押さえるなどの習慣
②姿勢を良くする事と、頬杖をつく、顎を前に出す、日中の歯ぎしりなどの習慣
③顎運動のリハビリテーションとして、ご飯、野菜、肉や魚など、
普通の食べ物を両方の奥歯でゆっくり噛んで食べる事、片側咀嚼をしない。
など
ただ、単に生活習慣の改善と言っても、人間には色々な状態や環境に慣れる(順応する)
能力があり、意識できるものであれば改善できますが、
無意識のものに関してはなかなか改善する事は難しいのです。
当医院では、意識のできる生活習慣の改善とともに
スプリントと言ってスポーツ選手がするようなマウスガードのようなものをはめる事で
無意識な生活習慣による顎への負担を軽くする治療も行っています。
気になる方はお気軽にご相談下さい。
オリオン歯科一同お待ちしております。