こんにちは。歯科医師の山崎です。
寒い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
僕は寒いのが苦手で、朝なかなか起きれません。
夜によく眠れないと、日中にウトウトしてしまうことがあると思いますが、これが頻発してしまう場合、ただの寝不足ではなく睡眠時無呼吸症候群という病気かもしれません。
あまり聞きなれない病気かもしれませんが、睡眠時無呼吸症候群という病気は寝ている間にいびきをかいて呼吸が止まってしまうことにより、日中に眠気が出てしまうだけでなく高血圧や糖尿病等の生活習慣病の危険性が高まるなどとても怖い病気です。
数年前に新幹線が停車するはずの駅に止まらず通過してしまうという事故がおこりましたが、これは運転手の方がこの病気で仕事中に睡魔に襲われて寝てしまったからです。
そのほかにも海上でのタンカーの事故や長距離バスでの事故など、様々な事故の原因となっている病気です。
この病気はまずは内科や耳鼻科などで睡眠時ポリグラフ検査(PSG検査)というものを受けて頂くことにより診断することができます。
中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群と判断された場合、CPAPと呼ばれる鼻マスクを使うことが治療の第一選択となります。
軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群と判断された場合、お口の中にマウスピースをはめることによる治療法が推奨される場合があります。
このマウスピース治療は健康保険が適応されますが、医科の先生からマウスピースの作成依頼の手紙がないと作成はできません。
ですので、症状が疑われる場合はPSG検査をやっているクリニックを受診していただくとよろしいと思います。
マウスピース作成依頼のお手紙のお持ちの方は、お手紙をお持ちになって当院に来院して頂ければ対応させて頂きます。
ご質問等ありましたら、お気軽にご連絡ください。