こんにちは。歯科助手の石田です。
昨日のブログでも少し説明させて頂きましたが、今日はもう少し詳しくお話させて頂きます。
歯周病は、歯垢(プラーク)がきっかけで起こる歯周組織の病気です。歯垢とは、食べかすや歯の垢ではなく細菌の塊です。1mg中に数億もの細菌が棲みついていると言われており、その中の歯周病原菌が出す毒素で歯肉に炎症をもたらします。しばらくすると、歯垢はやがて唾液中のミネラルと結合して石のように硬くなり歯石となります。
歯石は歯と歯肉の間の歯周ポケットに溜まり歯肉を刺激し続け、やがて歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かし始めます。歯周病がひどくなってくると歯がグラグラするのはこの為で歯を失う原因は虫歯より多いと言われています。
*歯周病の進行*
◎健康(歯と歯茎の隙間もなく、歯茎が引き締まっています。)
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◎歯肉炎(歯と歯茎の境目に歯垢が溜まり、細菌が出す毒素で歯肉が慢性の炎症を起こし赤く腫れています。)
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◎歯周炎…軽度(歯肉の炎症が進み、歯周ポケットが深くなったところに歯垢や歯石がつくと自分では除去できずやがて骨まで溶かし始めます。)
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◎歯周炎…重度(歯を支えている骨がどんどん溶けて歯の根が露出し、歯がグラグラし始めます。歯茎から膿が出ることもあります。)
歯周病を防ぐには、定期的に歯医者でのメンテナンスを受けるとともに毎日の正しいブラッシングが必要不可欠です。
オリオン歯科スタッフ一同お待ちしております。