こんにちは!
歯科医師の布施です。
昨日、矯正のために上顎犬歯の一つ後ろの歯を1本ずつ抜きました。
そして初めて、歯が1本でもなくなるとこんなにも食事がしにくいものなのか!と知りました。
私のように矯正のためにではなく、虫歯や歯周病で残念ながら抜歯を余儀なくされた場合は、その後何かしらの方法で
抜けた所を補う処置が必要になってきます。
1本なくなっただけだし、食べるのに支障はないから。。。
と思って放置していると次第にお口全体に様々な障害が現れてきます。
① 歯が無くなると、その対合する歯が伸びてきたり、抜いた歯の両隣の歯が空隙に向かって傾いて来るので、
全体のかみ合わせのバランスが崩れてきます。
② 奥歯がなくなると、かみ合わせが低くなり、前歯が出っ歯のようになります。
③ 全体のかみ合わせが乱れるので、食べにくくなり、消化不良を起こしたりします。
④ 歯の隙間に物が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病がひどくなります。
⑤ かみ合わせの歪みは姿勢の歪みを引き起こし、ひどくなると頭痛や腰痛、顔の歪みなど全体に影響が及びます。
この様に歯を抜けたままにしておくのは、身体全体にとっても良くないので、放置しないで補う処置を行いましょう。
補い方としては3通りありますが、それはまた次回詳しくご説明したいと思います。
まだまだ暑い日が続きますが、体調に気を付けてくださいね。
オリオン歯科はお盆も通常通り診療していますので、お気軽にいらしてくださいね。(^^♪